福井県 JA福井県

「米3合運動」は44年続く地域の福祉活動

各施設では絵本の購入などに有効に活用しています

 JA福井県女性部若狭支部では、毎年暮れになると「米3合運動」に取り組んでいます。これは44年前、当時の女性部員たちが、障がい者施設の人や児童施設などに通っている子どもたちに、明るく楽しい新年を迎えてもらおうと、各施設にお米を寄付したのが始まりです。
 当初は、米の収穫が一段落したあと、部員たちが米3合ずつを出し合って各施設に届けていたことから、米3合運動と呼ばれてきました。今では米3合の代わりに、1人200円ずつを集めて、女性部の役員たちが障がい者の機能訓練施設や、児童発達支援センターなど、管内の4施設へ届けています。
 施設からは、お礼の言葉とともに、「子どもたちに絵本を買いました」などのお便りや、写真を送っていただくことも。とてもうれしく、温かい気持ちになります。
(嶋田鈴代)