コロナ禍のなか価値ある高松盆栽を世界に発信する

　高松市の西部に位置する鬼無地区・国分寺地区は、全国一の松盆栽の産地です。2020年4月には、盆栽の情報を発信する拠点施設として「JA香川県 高松盆栽の郷」がオープンしました。
　この施設では、盆栽を基礎から学べる6か月間の特別授業「高松盆栽学校（初級コース）」を春と秋の年2回開催。季節の盆栽を教材に、手入れの仕方を生産者から直接学べるとあって人気です。
　昨年10月には「高松盆栽の郷フェスタ2021」が開かれました。コロナ禍を考慮して、メインイベントはオンラインで配信。高松盆栽の郷を会場に、感染対策を講じたうえでワークショップが開かれ、参加者が自由に手入れできる「ストリート盆栽」の様子や、盆栽の名品を紹介する「盆栽展示」などが配信されました。国内外の愛好家のために、生産者とJAが知恵を出し合い、情報発信に力を入れています。
https://takamatsu-bonsai.com/
（藤本優子）