埼玉県 JA埼玉みずほ

農業の魅力を次世代へつなぐ挑戦を応援!

2022年5月号

就農してから18年で経営規模は3倍になりました

 埼玉県久喜市にある「矢野農園」の矢野学さんは、就農して18年。現在6人のパート従業員とナシやイチゴを栽培し、JA埼玉みずほの「農産物直売所さくらファーム」と2か所の道の駅に出荷しています。
 矢野さんは、「ギリギリまで待って完熟したおいしいものを販売する」というポリシーを持ち、現在は就農時の3倍に規模を拡大。「農業は手にかけたぶんだけ、自分に返ってくる。責任もついてきますが」と笑顔で話します。矢野さんは講演もおこない、小・中学生や高校生の体験学習を受け入れ、次世代に農業の魅力を伝えています。
 現在は「梨アイス」の販売もしています。きっかけは、アレルギーのある息子さんが食べられるアイスを作ってあげたいという思いからでした。梨アイスは直売所でも、リピーターの多い人気商品になりました。農業を継ぐ意思があるという息子さんのためにも「今後、規模を大きくして法人化したい」と力強く話してくれました。
(矢嶋祐一郎)