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ビニール袋を使い特産の裸麦で児童らがみそ造り

2022年7月号

コロナ禍なので子どもたちにはリモートで指導しました

 美祢市は、県内有数の裸麦の産地です。昨年は県や市、JAが連携して「美祢市はだか麦需要拡大プロジェクト」を立ち上げ、JA山口県美祢統括本部女性部の起業グループも裸麦入りのシフォンケーキを商品化するなど、その利用拡大を図っています。
 3月には美祢市立綾木小学校で麦みそ造りをおこないました。これまでは児童が育てたダイズで豆腐作りをしていましたが、コロナ禍で大人数での作業ができないため、別々の教室をリモートでつないで指導できるみそ造りに変更。
 以前からJA女性部では、ビニール袋を使ったみそ造りを実施していました。今回は綾木支部長の伊藤美和子さんとJA職員らが児童の指導にあたり、美祢市の裸麦についての説明とみそ造りの実習をおこないました。仕込んだみそは、1か月ごとに様子をみながら熟成させます。児童らは夏休みになったらみそ玉を作って、みそ汁を味わいたいと楽しみにしています。
(細川朋栄)