石川県 JA能美

みそ造りで手作りのよさを次世代に伝える

前回の親子対象の体験教室のようす、一連の作業に子どもも参加

 JA能美女性部にとって、毎年1~2月のみそ造りは欠かせない行事。自家製の米とダイズを各自が持ち寄り、米麹の仕込みから始めます。作業は3日がかりで、参加者は衛生管理に気をつけ、数日前から納豆を食べることなどは厳禁です。
 丸2日間、発酵機にかけてできた米麹に塩を混ぜ合わせ、そこにゆでてつぶしたダイズを加えてよく混ぜ、樽に仕込みます。秋には、ダイズの香り豊かなおいしいみそができあがります。添加物もなく塩分も控えめです。
 2月には、地域の小学生親子を対象にした「味噌づくり体験教室」も開催。体験教室で造ったみそは、秋に試食会もおこなうので人気のある教室の一つになっています。次世代に手作りのよさを伝えるとともに、地産地消と健康のためにも、みそ造りを続けていきます。
(酒井正美)