島根県 JAしまね

重要文化財の熊谷家でかまど体験

郷土料理の「箱ずし」作りにも挑戦しました

 JAしまね石見銀山女性部は、昨年9月に大田市大森町で「石見銀山遺跡研修会」を実施。密を避けるために3日に分けて、総勢40人が参加しました。
 石見銀山資料館の宇谷京子さんをはじめとするスタッフの指導の下、重要文化財に指定されている熊谷家のかまどを使うなど、電気を使わない昔のご飯ごしらえを体験。「米を炊く」「みそ汁を作る」「七輪で魚を焼く」「蒸し器で野菜をゆでる」という工程を、まき割りから後片づけまでおこないました。
 また、大田市の郷土料理である「箱ずし」が、近年作られることが少なくなっていることから、熊谷家ではそれを継承していく取り組みをおこなっています。今回、女性部がそのモニターとなり、「箱ずし」作りにも挑戦しました。参加した女性部員からは「たいへんな煙の中での調理で、往時の様子を体感できました。館内の見学でも、長い歴史に触れられ有意義な時間でした」と、満足そうな表情でした。
(千賀美幸)