熊本県 JAくま

教訓を生かし女性目線で災害対策を学ぶ

2021年12月号

備えることのたいせつさを改めて学びました

 JAくま下球磨地区女性部は人吉支所で7月、大規模・頻発化する自然災害に備えようと防災講演会を開きました。
 講演会では、防災士の柳原志保さんが「女性目線での災害前の備えや、避難所での課題」と題して講演しました。柳原さんは、住民一人一人の防災行動計画(マイ・タイムライン)と、住所、氏名、服用している薬などを記したカード(パーソナルカード)を事前に作成しておくことの必要性や、避難所や車中泊時に役立つものなどを解説。さらに、地域での仲間づくりの重要性も呼びかけました。
 同女性部の地域は、昨年の7月豪雨で甚大な被害に遭ったことから、自然災害にたいする防災意識が高く、その教訓を生かそうと被災した女性部員も多く参加しました。それだけに、全員が熱心に耳を傾け、避難前と避難後の課題について学ぶ姿勢も積極的。参加者は「家族の命を守るためにも、最大限の備えをしたい」と熱く話しました。
(免田聖幸)