広島県 JA安芸
こんにゃく作りで持続可能な「食」を実践
JA安芸女性部加工部は、子どもたちに安全・安心で持続可能な食を提供したいと、地域の農産物を使った加工品作りに取り組んでいます。
なかでも生イモから作るこんにゃく作りはこだわっています。仲間と共に地場産の生イモを洗ってゆで、皮を剥ぎ、すりつぶしたものをしっかり練ります。風味をよくするためには手練りが欠かせません。
また、凝固剤には、部員が生産した黒大豆の豆殻を燃やしてできた灰に湯をかけた、上澄み液を用います。仕上がりの歯ごたえをよくするために、あくのpH値を上げようと、異なる作物の灰を使用したり、あくの量を変えたりしながら、みんなでアイデアを出して試作を繰り返します。そして、みずみずしくなめらかな食感のこんにゃくができあがります。ひと味違うおいしさです。
さらに、根気がいるといわれるコンニャクイモの栽培にも挑戦しています。これからも地域の農産物のおいしさや食と農のたいせつさを伝えていきます。
(原 順子)