熊本県 JAやつしろ

防災士を講師に実演・体験型の学習会を開催

2021年10月号

緊急時の処置を実技でわかりやすく学びました

 JAやつしろ女性部は、防災への意識を高めることを目的として、昨年度に女性部リーダー学習会を開催しました。
 八代市の高小原町防災担当・防災士の松村豊子さんを講師に招き、「女性防災担当者としての災害時の心得」と題して研修をおこないました。松村さんは、平成28年の熊本地震での体験を語りながら、突然やってくる災害にたいする「備え」のたいせつさを力説しました。
 また、ナプキンを利用した止血方法や、骨折者がいるときに傘やボールペンなど身近なものを使っておこなう応急処置の方法を学び、実演も見ることができました。
 最後には、実際に電話をつないだ通報訓練や、ペットボトルを使った心肺蘇生法の実技にも取り組み、参加者たちは緊張感を持って真剣なまなざしで受講していました。正しい防災知識や、日ごろからの備えの重要性を実感できた、有意義な学習会となりました。
(上田留歌)