神奈川県 JA県央愛川

大型獣被害の急増を受け、JAがわなを贈呈

2021年10月号

イノシシ捕獲用のわなを設置します

 JA県央愛川は、有害鳥獣被害に遭っている愛川町にイノシシ捕獲用の箱わな5台を贈呈しました。
 町内では、イノシシなどの大型獣被害が急増しています。令和元年度の野生鳥獣による農作物被害額は58万円でしたが、令和2年度は329万円と5倍以上、被害件数も約2倍とより深刻になっています。
 鳥獣被害は農家の営農意欲を低下させ、耕作放棄地が増加する要因となることから、これまでもその対策として、町は獣害防除柵の設置費などを補助したり、「くくりわな」を設置したりしてきました。今回は、JAと地域が連携し、JA共済の地域・農業活性化推進事業の1つとして、JAがわなを贈呈することになりました。
 馬場紀光代表理事組合長は「愛川町の農業の発展は、JAの発展にもつながります。今後も町と連携しながら、鳥獣被害の減少を図っていきたい」と話しました。
(廣瀬莉央)