高知県 JA土佐くろしお
生産者との対話をとおして自己改革を進める
JA土佐くろしおでは、4月から常勤役員による担い手農家全戸訪問を実施しました。JAの自己改革の一環としてスタートしたこの活動は、今年4年めを迎え、組合員からは「いろいろと話しやすく、JAを身近に感じる」と好評です。
組合長、専務、常務が管内を3つのエリアに分け、約500戸の農家を訪問。現場では、農作物の生育状況を確認していきます。生産者たちからは、万一新型コロナウイルスに感染した場合の出荷体制や、支所再編にたいする意見などが寄せられ、役員が一つ一つていねいに説明しました。
矢野俊二代表理事専務は「管内には親子三代で農業を生業としている農家もある。コロナ禍でたいへんな状況だが、親世代が築いてきた栽培技術を若い世代が受け継ぎ、IoP(植物の生育情報を見える化したインターネット)を活用した環境制御技術をプラスしていくことで、収量・収益の増加を期待したい」と話しています。
(太田侑子)