東京都 JA町田市

所得向上へ庭木のユズを6次化商品に

2021年6月号

ドリンクにも料理にもどうぞ

 JA町田市では、観賞用や自家消費用として自宅の庭先などにユズを植えている組合員からの売り先がなくて困っているという声に着目。加工品を作ることを提案し、6年前から集荷を始めました。集荷は毎年12月に実施、当初2、3tだった集荷量は年々増加し、昨年は5tを超えました。集荷されるユズの多くは、自家消費用だったもの。売り先のないユズに加工品としての商品価値を付け、販路を確保し出荷することで組合員の所得向上につなげています。
 2019年2月にJAの6次産業化商品のプライベートブランド「まち☆ベジ Foods」の商品として「柚子こんにゃくゼリー」150円(税込み)を発売。同年11月からは、花ユズを使った「花ゆず果汁100%」700円(税込み)と「花ゆずシロップ」700円(税込み)を発売しました。花ゆず果汁は料理に使うと香りが引き立ち、花ゆずシロップはお酒や炭酸で割って楽しむことができます。
(熊澤あゆみ)