千葉県 JA市原市
郷土料理を学び食べた人を健康で幸せな気持ちに
新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす「おうち時間」が増えるなか、市原市の小泉密江さんは全国各地の郷土料理を研究して作り、自宅にいながら旅行気分と四季の変化を味わっています。
小泉さんは、もともと郷土の食に親しみながら食育活動をおこなう「千葉伝統郷土料理研究会」(龍崎英子さん主宰)の会員として、長年、公民館などで郷土料理教室を開き、普及活動をしてきました。現在は開催できませんが、コロナ後を見越し、日々新メニューの研究に余念がありません。
いま小泉さんが熱心に取り組んでいるのが、ほんもののツバキの花を使用した「つばきずし」。2019年に訪れた伊豆大島で目にし、その鮮やかさに魅了されたそうです。花弁の部分にはヤブツバキの花を使い、細部にまでこだわり作っています。小泉さんは「コロナ禍だからこそ、食で人を健康に、そして食べた人に幸せになってもらいたい」と笑顔で話していました。
(岡本あかね)