長野県 JAながの

地域の人と共に! 被災から広がる合言葉

2021年4月号

困ったときはたがいに助け合っていきましょう

 昨年9月に開催されたJA長野県女性役員研修会で、JAながの理事の小滝愛子さんはJA女性部の「おしゃべりカフェ」の取り組みを報告しました。
 令和元年東日本台風で、JA管内の長野市長沼地区の多くの方が被災。小滝さんは、被災した経験を共有するため「地元で『ワールド・カフェ』を開きたい」と希望し、長野平支所の本藤勝己支所長とJA女性部部長の宮沢信代さんが先頭となり、昨年1月におしゃべりカフェを開きました。当日は女性部員と職員86人が参加。小滝さんと、女性部員3人が、生々しい現状と、そのなかでも力強く生きていく思いを語り、地域と支え合うことの重要性を共有しました。
 それがきっかけで、夏物衣類や農作業着の提供を募る「持ち寄りボランティア」を実施したほか、届いた衣料品で、3回の「お持ち帰りの会」を開催。「自分だけではなく地域の人たちと一緒に!」を合言葉に女性部は、これからも活動していきます。
(奥村ちい子)