山梨県 JAクレイン
地域でも人気! 長寿の里の郷土料理
JAクレイン管内にある「ふるさと長寿館」には食堂や農産物直売所、売店がそろい、女性スタッフが活躍しています。食堂では、地域の食材を活用した手作り料理を提供。なかでも「せいだのたまじ」は、朝から時間をかけてじっくり煮こんだ人気メニューです。
せいだのたまじは、長寿の里として知られる上野原市棡原地区の郷土料理。小さなジャガイモもむだにしないで食べるという生活の知恵から生まれました。
江戸時代中期に起きた飢饉のさい、甲府代官の中井清太夫がジャガイモの種イモを取り寄せて苦境を乗りきったことから、棡原地区ではジャガイモを「せいだ」、小粒のジャガイモを「たまじ」と呼んでいます。
作り方は、直径2cm以下の小さいジャガイモを水洗いし、皮付きのまま油とみそと砂糖で煮つめます。みそのうまみがしっかりとしみこんだ、ご飯が進む一品です。
(浅井由美子)