宮城県 JAいしのまき

「河北せり」を通じて中学生に農の魅力をPR

2021年3月号

一つ一つ手で作業をしているなんて知らなかった!

 石巻市河北地区で伝統野菜「河北せり」を栽培する高橋泉さんが、昨年11月に市立河北中学校で実施された職業講話の授業で、農業のやりがいや魅力などについて2年生56人を前に話しました。
 この授業は、異なる職種の7人を講師に招き、それぞれの仕事について語ってもらうもの。中学生が将来の職業を選択するさいの参考にしてもらうのが目的です。
 高橋さんの授業では、生徒たちが実際にセリの選別作業を体験。生徒たちは、慣れない作業でも、高橋さんの指導の下ていねいに選別を進めていきました。「種を植えたり、収穫したりする作業のすべてが手作業ということに驚いた」と話す生徒もいて、農業への関心を持ってもらえたようです。
 高橋さんは、「収穫の喜びや消費者の声が、わたしたち農家の力になります。たいへんなこともありますが、とてもやりがいのある仕事です」と農業の魅力をアピールしました。
(日野祐人)