地域住民が手作り弁当を高齢者に届ける

　あさぎり町上東石坂地区の住民で結成された「うまかろ会」は、令和2年4月から毎週水曜日、地域の高齢者に愛情たっぷりの手作り弁当を届けています。「ちゃんと食事はとれているだろうか？」という思いが活動のきっかけです。
　まず、独り暮らしの高齢者の情報を記したマップを作成。その後、手作り弁当を届ける活動をおこなうことを告知したチラシ「心の絆便り」を地区の全世帯に配付。すると賛同の声が上がり、食材の提供を受けました。JA女性部も協力して、7月1日には20食分の弁当を高齢者に届けることができました。メニューは「エビチリ」「きんぴらごぼう」「じゃがいもと季節野菜の煮物」などで、栄養バランスにも配慮しています。　この活動は見守りも兼ねていて、訪問先では「待っとたばい」などと、みなさんが心待ちにしてくれています。代表の高田きみ子さんは「住み慣れた石坂地区で安心して暮らせるようにお手伝いができれば」と話しています。
（免田聖幸）