千葉県 JA富里市
災害時の炊き出し訓練で地域の力に
JA富里市は令和元年房総半島台風(台風15号)による停電などの経験を踏まえ、防災月間の9月に初めての試みとして、災害時炊き出し訓練をおこないました。
これはJAが災害時に組合員や地域住民の力になれるよう計画したもの。台風15号では、長引く停電などで食料確保が困難だったことから、災害時にJAが迅速に炊き出しに対応できるようにするのが目的です。
当日は富里市産の新米と県産の食材を用いた「情熱カレー」約100人分を作り、調理から配膳までの流れを確認。ガス釜などの機材チェックや新型コロナウイルス感染防止対策に配慮しながら訓練が実施されました。
JAの根本実代表理事組合長は「実際に炊き出しをおこなったことで、今後の改善点も見え、有意義な訓練となりました。災害時にJAが地域の役に立てるよう、今後も取り組んでいきたいです」と話しました。
(玉山亜希子)