京都府 JA京都中央

「京おくら」の産地化に向け本格的に始動

2020年11月号

粘りけが強く実が大きいのも「京おくら」の特長のひとつ

 JA京都中央では、2019年度から始まった新たな第8次経営刷新3カ年計画に基づき、新規品目「京おくら」の産地化に取り組んできました。20年度は、本格的に夏期における基幹品目として生産拡大をおこない、管内の西南部地域(京都市西京区、伏見区、大山崎町)で、9人が作付けしました。
 7月初旬、出荷を目前に控え、「京おくら」の出荷規格の確認や出荷調製作業などの目合わせ会を開催。生産者や技術担当者ほか計31人が集まりました。また、栽培技術の向上や生産者相互の交流、生産拡大を目的とした「JA京都中央京おくら出荷部会」も設立されました。
 今後、JA全農京都が運営する「みのる食堂」における期間限定メニューへの食材提供のほか、各種販売促進活動を展開します。JA経済部の伊佐長幸部長は「夏の新たな特産物として、京おくらが消費者に認知されるよう、生産農家とともに産地を盛り上げて拡大していきたい」と意気込みを話しました。
(齊藤 篤)