高知県 JA高知市

体験教室で「土佐田舎寿司」の作り方を学ぶ

2020年9月号

酢飯にこだわりがあります

 JA高知市女性部秦支部の「秦八彩クラブ」は、“地域の郷土料理の知識と技術を学ぼう”をテーマに、県と共同で「土佐田舎寿司」作り体験教室を開催。地域住民など18人がJA秦支所の調理室に集まり、イタドリやシホウチクなど地域の食材を使って、詰めずしや巻きずし、握りずしに挑戦しました。
 まず、ユズ酢をふんだんに使った酢飯づくりからスタートしました。酢飯に細かく刻んだ「ユズの皮」を混ぜ合わせるのが特徴で、香りや味わいが口の中でふわっと広がります。食材についてもそれぞれていねいに説明がなされ、「イタドリはゆで時間が長いとやわらかくなりすぎるので注意」など、下準備のコツも教わりました。
 参加者からは「新しい発見がいっぱいの日になりました」「いつもなにげなく親しんでいる田舎寿司が、こんなに作るのがたいへんだとは知らなかった」などの感想が寄せられました。完成後は、みんなで山の幸の滋味を味わいました。
(恒石 誠)