鳥取県 JA鳥取中央
亡くなった園主の思いを引き継いで……ナシの摘果作業
JA鳥取中央湯梨浜営農センターの職員4人とJA東郷果実部花見果樹研究会会員14人が、ナシ園でナシの摘果作業をおこないました。
このナシ園の園主の竹内剛さんは、交配作業を終えた4月中旬に急逝されています。竹内さんは、妻の昭子さんと2人で『おさゴールド』などを栽培してきました。突然のご不幸に、昭子さんから「今年の収穫まではナシ園を残したい。JA東郷果実部のみなさんに力を貸してほしい」と要望がありました。そこで、竹内さんの思いをつなごうと、生産者とJA職員が協力したのです。
その後、JA東郷果実部とJAで園地の後継者を探したところ、花見果樹研究会会員の生産者3人が共同で園地を管理し、収穫に向けて作業をすることに決まりました。
花見果樹研究会会長の林寛文さんは、「竹内さんも最後までナシを育てたかったと思う。その思いをつなぎたいという気持ちで作業しました」と話しました。
(及川淑香)