秋田県 JAうご

精進料理教室で「もどき料理」に挑戦!

2020年8月号

地場産の食材を使って精進料理を作りました

 JAうご女性部は昨年10月、神奈川県鎌倉市で「鎌倉不識庵」を主宰している精進料理研究家の藤井まりさんを講師に迎えて、精進料理講習会を開きました。女性部員だけでなく一般にも参加者を募り、約50人が参加しました。 
 調理の前に精進料理の考え方や、だし、調味料、お膳の特徴について学びました。特徴的だったのは、殺生をせずに天地の恵みをいただくという考え方の下、似たような食感や味の食材で作る「もどき料理」があることです。今回はマイタケとヤマトイモを使用して、カキフライを模したマイタケのカキフライもどきを調理しました。
 参加者からは「砂糖をまったく使用しないことに驚いた」「食材本来の味を生かして、やさしい味つけになっている」という感想が寄せられました。藤井さんは「味がついた食べ物に、さらにしょうゆをかけて塩辛くする傾向がみられます。塩分を減らして健康になっていただきたいですね」と話しました。
(藤原知也)