高知県 JA高知県

料理教室で郷土料理「田舎寿司」を継承する

2020年7月号

いろいろな食材を巻きました

 JA高知県女性部幡多地区大方支部は、部員からの要望を受けて料理教室を2月に開催しました。支部が年に4回開催している「ふれあい文化教室」の一環として開催し、支部長の高橋美千代さんらが田舎寿司の作り方を30人に教えました。
この地域の田舎寿司には、タケノコやシイタケの甘辛煮、ミョウガやリュウキュウの甘酢漬けなど、地域の食材をふんだんに用いて作ります。卵巻きや昆布巻きなどもあって種類が多く、大皿に盛りつけたときの彩りがきれいです。
 高橋さんは「酢飯を一度握って具材の上に落とすと、均等に酢飯をのせられます」などとていねいにアドバイス。参加した部員の石橋真衣子さんと村上弓惠さんは、「酢飯の作り方から巻き方のコツまで、よくわかりました」と喜んでいました。
 JA幡多地区は今年度、郷土料理の継承を目的に、だれでも参加できる料理教室を年5回開く予定。8月にはふたたび田舎寿司を作ります。
(河野愛恵)