茨城県 JA常陸
おいしく食べてそば殻枕に再利用
JA常陸大宮地区では、常陸秋そばの生産が盛んです。そばをひいたさいに出るそば殻を、以前は処分していましたが、環境問題に取り組もうと、女性部員から「有効活用したい」という意見が出ました。そこで、そば殻を使った枕を作ることに。そば殻枕は吸湿性と通気性に優れていて、高温多湿な日本の気候に最適です。
そば殻は枕から粉が出ないよう、ふるいでふるって、唐箕で2回ふき、ふたたびふるいにかけて1週間ほどビニールハウスの中で乾燥させ、その間に布で枕の袋を作ります。布選びから、裁断、縫製と女性部員だけでおこないました。みんなで集まり、手も口もたくさん動かしながら作った特製のそば殻枕を常陸大宮市にある「道の駅かわプラザ」で販売したところ好評。JA支店や入浴施設など販路を拡大しています。今では製作が追いつかないほどの人気ぶりで、それを元気の源に女性部員は枕作りに励んでいます。
(清水洋子)