山形県 JA山形市

「山形セルリー」のブランド化で産地を活性化

2020年7月号

産地が一丸となって品質の高いセルリーを生産しています

 JA山形市では、特産の「山形セルリー」の生産量が、施設園芸の多様化などにより年々減少し、産地存続の危機に直面していました。
 そこで、JA全農山形と共に平成26年に立ち上げたのが「山形セルリー 農業みらい基地創生プロジェクト」です。このプロジェクトの3本柱として、栽培ハウスの団地化、担い手育成、販売戦略を掲げています。これまでの5年間で79棟の栽培ハウスの団地化に取り組んだほか、新たな担い手として、非農家出身の新規就農者を呼び込みました。また、地理的表示(GI)保護制度への登録やJGAP団体認証の取得、地域団体商標に登録するなど、ブランド化を推し進めています。
 管内で東北地方随一の生産量を誇る「山形セルリー」の旬は、春作が5月中旬~6月下旬、秋作が10月中旬~11月下旬。現在、春作セルリーの収穫期を迎えています。シャキシャキでみずみずしいセルリーをぜひご賞味ください!
(齋藤 萌)