地域のきずなが継続の力女性部が開く月に１度の朝市

　JAえひめ南吉田地区の女性部がJA立間中央支所前で毎月1回開催している朝市は、地域で人気のイベントです。新鮮で安価な農産物を求めて訪れる買い物客でにぎわい、地域のふれあいの場にもなっています。
　余剰農産物を地域の人に安く販売できないだろうか？」という部員のなにげない会話から、この朝市は始まりました。約20人で運営する朝市には、部員が栽培した野菜や果物、手作りの加工品が並びます。加工品は作りたてが自慢で、JAの調理場「あぐり夢工房」で当日の午前3時頃から調理して販売します。
　2018年7月の西日本豪雨で被災したさいは、朝市をやめようという意見もありました。しかし、Aコープ吉田店が閉店したことから、買い物に困っている住民の力になろうと決意。被災後も、毎月欠かさず開催しています。朝市の会長を務める立花清美さんは、「みなさんの笑顔がやりがい。地産地消で長く続けたい」と話しています。
（藤田茉倫）