島根県 JAしまね

女性部が教える地域の伝統料理箱ずしづくり

2020年5月号

上から順番に具材を詰めました

 JAしまね石見銀山女性部長久支部の5人が、大田市立長久小学校の5年生21人に大田市の伝統料理である箱ずしの作り方を指導しました。
 箱ずしとは、ご飯や具材、錦糸卵を順番に木枠に入れていき、上から圧をかけて作る押しずしです。
 同校では、8年前から学習の一環として地域の生産者の協力を得て、田植えから稲刈りまでの体験をおこない、稲作について学習してきました。女性部は児童らに食と農に関心を持ってもらおうと、毎月『ちゃぐりん』を同校へ贈っています。
 箱ずしづくり体験は、稲作に関する学習の集大成として実施され、女性部員が毎年指導に当たっています。児童らは自分たちで作った錦糸卵や具材を切りそろえ、部員の指導の下、木枠に詰めていきました。
 できあがった箱ずしを木枠から取り出すと、児童からは大きな歓声が上がりました。当日はお米作りでお世話になった生産者や関係者を招き、全員で箱ずしを味わいました。
(長島凌哉)