長野県 JA洗馬

小学生によるレタス栽培は親世代から続く体験学習

2023年4月号

洗馬小学校の児童200人がレタスを収穫しました

JA洗馬では、管内の小学生とおこなうレタスの栽培体験学習が伝統行事となっています。塩尻市洗馬地区はおもに葉洋菜の栽培が盛んな地域。なかでもレタスは県内でも有数の産地であり、地域の小学生がレタス作りに挑戦するこの体験学習は親世代から続いています。
 まず4、5年生がレタス栽培の歴史を学んだあと、営農指導員と女性部役員に指導してもらいながら、4月中旬の種まきから、水やり、定植、草取りまでを担当します。7月の収穫は全校児童でおこないます。2022年度はときおり雨が降るなか、5年生が包丁で切り取ったレタスをうれしそうに抱えて持ち帰る下級生の姿がとても印象的でした。食育活動の一環として女性部役員も加わり、にぎやかな交流の場ともなりました。
 洗馬の主力野菜であるレタスの生長や収穫をとおして、子どもたちが農業の役割や食べ物のたいせつさを体感できるよう、これからも継続していきたい行事です。
(吉田裕一)