米作りに挑戦したい女性のために初心者向け講座を開設

　JA広島中央は水稲栽培初心者の女性を対象とした「初めての米づくり講座」を開いています。農業機械を使った作業実演も取り入れながら、安全に作業するポイントなどを学んでもらう講座です。米作りに携わりたいという熱心な農業者や、関心があっても教わる場がないという担い手候補のために環境を整えました。
　講座は昨年2月から12月まで月1回開催し、41人が2組に分かれて受講。田植え、防除、収穫など作業時期に合わせて講義をおこない、草刈りの仕方や代かきの留意点、農薬や機械の使い方も作業の意味を伝えてこまやかに教えます。11月の講座では、農機具メーカー・クボタの担当者が指導に当たり、全員が実際に畑で作業を体験。トラクターに乗車して前進やバック、旋回をしながら畑を耕しました。
　JA農業承継支援センターの佐々木正文さんは「女性にスポットを当て、米作りの魅力を伝えることで、技術を絶やさないようにしていきたい」と意気込んでいます。
（桑原和哉）