秋田県 JA大潟村

地産地消の伝統技術をつなぐ講習会

昨年の暮れにも農産物加工センターで講習を実施しました

 JA大潟村女性部の冬の活動にみそと豆腐加工があります。自家製農産物で無添加の食品を作ろうと、昭和50年代当時の婦人会が研究を重ね、つくりあげてきたものです。その技術を伝承しようと「とうふ・油あげ講習会」を毎年開催しています。
 加工部の部員が講師となり、初日に豆腐と油揚げ用の豆腐の2種類を作り、油揚げ用のものには重しをのせて一昼夜水切りします。翌日には水切りした油揚げ用の豆腐をカットして、米油で二度揚げします。低温でじっくり揚げ、膨らんできたら高温できつね色になるまで揚げて完成です。伝統を受け継いで女性部が作る豆腐はずっしりと重く、濃厚で食べごたえがあり、ダントツのうまさ。油揚げもまた絶品です。
 現在、女性部では小学生たちが学校菜園で収穫した大豆を使った豆腐作りのサポートや、フレミズでの講習会も実施。JA農産物加工センターでは12月から翌年3月初旬まで平日を開放し、豆腐を作れるようになっています。
(谷 美紀子)