富山県 JAくろべ

「とやま帰農塾」で黒部の魅力を伝えたい

160年ほど前に造られた十二貫野用水の清掃活動の様子

 田舎暮らし体験を通じて、地域の魅力を知ってもらう「とやま帰農塾~黒部塾~」(主催・富山県)が、6月に開催され、県外からの移住希望者など3人が参加しました。JAくろべ女性部も運営に協力しており、女性部部長の髙本一惠さんが塾長を務めています。
 1日めは、鏡野地区に残る江戸時代に造られた十二貫野用水の巻江(小水路)の清掃活動をおこないました。その後、宇奈月温泉で汗を流し、夜は感染防止対策を講じたうえで、「夜なべ談義」。参加者は郷土料理を味わいながら、地域の人たちと交流を深めました。
 2日めは、畑でアズキとヒマワリの種まきをおこない、髙本塾長が「収穫する頃には、またみなさんと喜びを分かち合いたいですね」と呼びかけました。その後、清水(湧水)巡りなどで自然を満喫。参加者は「いろいろな体験をとおして、黒部の自然や水のたいせつさ、郷土史も学ぶことができました」と喜んでいました。
(吉本亜紗美)