鹿児島県 JA種子屋久
郷土の和菓子「つのまき」を新たに商品開発
鹿児島県立種子島中央高校の生徒とJA種子屋久女性部中種子支部は、種子島の郷土料理「つのまき」を工夫して新商品を作ろうと「つのまき研究会」を発足しました。
つのまきは、もち米をあくに漬けこんだあと、煮たり蒸したりして作る和菓子です。南九州地方に伝わる「あくまき」に似ていますが、巻く葉にダンチクが使用され、作り方も少し異なります。
3月に中種子町の「べっぴんハウス」でおこなわれた試作会では、出席した同校の生徒3人と女性部員4人から「調味料を使わずに食べられないか」「あくの茶色から別の色に変えることはできないか」という課題が挙がりました。しかし、これら2つの課題も、あくに漬けこんだもち米に地場産のサトウキビで作られた黒砂糖や粗糖、食塩を混ぜ、約40分間煮つめることで解決。黒砂糖を使用したことで茶色からきれいな黒に仕上がり、甘みもしみこんで、そのままでもおいしいと好評でした。
(古市稔大)